退職願の書き方と便箋の選び方
様々な理由により会社を退職する方がいますが、退職するためには退職願や退職届などの辞表が必ず必要です。
退職願など今はまだ必要ないと思っている方も社会人のマナーとして退職願の書き方や便箋の選び方は覚えておいた方が良いでしょう。何も考えずに退職願を書いたり、便箋を選んだりして失敗しないように気をつけましょう。
最初にあまり意識している人が少ない便箋の選び方について説明していきます。退職願用の便箋は白地のものがベストです。女性社員に比較的多いのが、可愛いキャラクター入りの便箋や模様の入った便箋を使ったりしていることです。
退職願などの公的な文書には白地で模様のない便箋を使用しましょう。会社によっては退職願の用紙が決まっている事もありますので、そうした場合には会社指定の用紙を使うようにして下さい。
便箋を選び終わったら、いよいよ退職願を書いていくわけですが、便箋の正しい使い方が分かっていない人もまだまだ多いようです。近年、学校や会社でレポートなどの文章を書く場合には、横書きで書く事が増えてきました。こうした背景もあり、文章は横書きがスタンダードだと思っている方もいるかもしれません。
ですが、古来より日本の文章は基本的に縦書きで書かれています。プライベートな文章ならいざ知らず、公的な文章は縦書きで書くのが一般的です。退職願も公的文章にあたりますので、縦書きで書くのが正解だと言えます。
最後に便箋への記入の仕方についてです。一行目の真ん中には「退職願」と書きます。
さらに、次の行には下詰めで「私事」と書きます。私事というのは、自分個人の事を指します。同様の意味で「私議」と書く場合もあります。退職願では良く使う決まり文句のようなものだと覚えておきましょう。
退職願の本文には、退職理由と退職日を書きます。氏名を記入したら、氏名の下に印鑑を押します。最後に退職願を提出する会社名と代表者名を書いて終了となります。
記入が終わった退職願は、三つ折にして表面に退職願と書かれた封筒へ入れます。これでいつでも退職願が出せる状態になります。
<スポンサード リンク>