退職願の書き方と辞表
退職届と辞表、この二つを同じだと思っていませんか?
辞表とは辞める意思を会社に伝える事を指しますが、退職願はこの辞表の形態の一つです。そして、辞表のもう一つの形態が退職届になります。
退職届は退職願と漢字こそ似ていますが、その意味はかなり違うものだと言っていいでしょう。この二つの辞表は状況によって使い方が変わってくる事もあるので、しっかりと覚えておいて下さい。
それでは、退職願と退職届の違いを解説します。
初めに退職願についてですが、退職願の提出は原則として一ヶ月前以上となっています。退職時期を予め決めている場合は、そこから逆算して余裕を持って退職願を出しておく必要があります。
退職願が人事関係者に受理され、代表取締役まで承諾されると一ヵ月後に退職が可能になります。退職願は提出して会社側に承諾を得なければ、退職できないという性質を持っているのです。
これに対し、退職届には会社の承諾が必要ありません。退職届も退職願と同様に一ヶ月以上前を目安に提出しますが、退職届が受理された日から一ヶ月程度で退職が可能になります。
退職予定日と退職理由、この二つを会社に伝えてからおよそ一ヶ月で退職が可能になるのが退職届の性質です。退職届は様々な事情で会社に退職相談を出来ない時に使われるケースが多いようです。
退職願と退職届は前述したように異なる性質を持っていますが、現実問題として会社側でもはっきりと区別されている訳ではありません。しかし、急に退職願や退職届を会社に提出してしまうと、多くのトラブルが起こる可能性は否定できません。
退職する事を決めたなら、直属の上司や人事担当の方に早めに退職相談を行い、退職届を提出するようにしておきましょう。
<スポンサード リンク>